妄想紀行
夢
※裁判所法兄妹(+大審院)の何か いつもの法ロジ+法プラクロスオーバーです そこは文字通り夢のような場所だった。 辺りに立ち並ぶ桜並木。花々が空を埋め尽くし、明るい陽射しが降り注いでいる。 ふと気配を感じて振り返ると、見たことのない人が立っていた。長く伸ばした黒髪と法服が風...
もうひとつの邂逅
「邂逅」の別ver。 こちらは法ロジベースで大審院がいるイメージ。大審院と同じ世界の構成法に出会うのはこれを書いてから約一年後のことでした。 気晴らしに大審院が部屋を出て歩いていると、辺りを見回しながらうろうろしている見知らぬ子供が視界に入った。 「おや?」...
瓶詰めの金平糖
バレンタインのワンシーン詰合せ。腐向けだったり腐向けじゃなかったりどさくさに紛れて誕生日を祝っていたり色々してます。 内訳:日憲と刑訴(法プラ)→裁判所構成法と大審院(クロスオーバー)→刑法と治罪法(法ロジ)→改定律例と新律綱領(法ロジ)...
大人の階段【BL】
法ロジの旧刑法と治罪法でポッキーネタ。二人が思いっきりできています。 「あいつ遅いな」 秋もいよいよ深まり、冬の寒さを感じる日も増えてきたこの頃。居間の炬燵を囲んだ兄弟が末っ子の帰りを待っていた。 「そろそろ戻ってくる頃合のはずだけど」...
呪痕
1970年の法学セミナーの連載「司法権独立運動の証言・2 旧憲法下の司法権」を読んでいて、 >もしほんとうに物の道理を十分に擁護するような裁判所ができていたとしたら、明治憲法も天皇絶対権制度も崩壊してしまうであろう。そんなことが起こりえないようにしなければならないがために、...
夜咄【BL】
堂々と腐向けかつ読んで字のごとく夜の咄。 構成法×大審院(例によってクロスオーバー) すっかり日が落ちて閑散とした廊下を進む。職場の一つである此処にこんなに遅い時間まで残っている人はごく僅かだ。そのごく僅かのうちの一人に私は用事があった。もっとも、彼の場合は「残っている」と...
邂逅
大審院が書きたいが裁判所構成法が分からない→法ロジの彼とクロスオーバーさせよう!とかいうトンデモ時空が爆誕。 仕事の気分転換に外に行こうかと自室を出た大審院が歩いていると、辺りを見回しながらうろうろしている子供が視界に入った。 「おや?」...
ただそれだけでよかった
法プラ刑訴と警察法の不思議なある一日のお話。 珍しく仄暗くない話を書いたと思ったらまさかの幼児化ネタ 『もしもし、犯捜規か』 「刑法さん? 珍しいですねこんな朝から。どうしたんです?」 『突然で悪いが落ち着いて聞いて欲しい。……弟が子供になった』 *...
あかい水面に映る
記念すべき(?)法擬二次処女作。 法律プラスの憲法と刑訴が話してるだけ。 「……別に、良かったのに。いつも刑訴が飲んでいるので」 座卓のある空間にティーカップが二つ。それはとても異質で、奇妙でもある。それでも、其処に向かい合って正座する二人は全く意に介していないようだ。刑訴...